『いいか、どこでもいいから絶対に留学にいけ。ただし、留学で発生する全てのお金は自分で負担しろ』
これは、大学に入りやっと新生活に慣れ始めた僕に対して父親が放った言葉である。いたって暴論だった。なぜなら、僕自身はあまり留学に対して積極的ではなかったからだ。言葉も通じない、白米もない(体の8割は白米でできているくらい大好き)そしてなにより大学1年の長期休みに友達に全く会えなくなるからだ。
しかし、これは家族の決め事、、、らしいのでやるしかない。3限にも遅刻するような重い腰を上げ、留学についてを1から探し始めた。
留学についてを探していくなかで、大きく分けて2つの方法があることを知った。
まず一つ目、これが一番オーソドックスな方法だろう。
「大学のプログラミングで留学にいく」といったものである。この方法の良いところは、安全面がある程度保障されており、また行くだけで単位までもらえてしまう。それに同じ大学の友人もいるので、なにより安心できる。
そして、2つ目。「留学支援機構を活用する」といったことだ。政府が行なっているもの、民間が行なっているものとある。メリットとしては、普段触れ合うことのできない人たちと関わることだろう。また、現地にも日本語対応の支援センターがあったりするので、もしものことがあっても安心できるだろう。
しかし、私はこれら2つを調べあげた時に思ってしまったのだ。
「めちゃくちゃ高えぇぇ!!」と。
1ヶ月生活するだけで、50万を超えてしまうのだ。そんな大金を普通の大学生が3ヶ月足らずで集められるはずもない。
そこでぼくは、どうにか安くいけないものか考えた。留学に行った人の記事を読み漁ったり、実際に留学に行った人の話を聞いたりした。そしてある1つの答えにたどり着いた。
それは、「全て自分で手配する」ということだ。
これの全てというのは、航空券、語学学校、ホームステイ先のことを指す。
調べていった結果、上記2つは仲介手数料やその他諸々の費用がかかってしまっていたのだ。
なので、私はまず航空券から調べていくことに。航空券の相場というものは、3ヶ月前ぐらいがベストだと言われており、ギリギリに安い値段で取ることができた。
そして次に、ホームステイ先である。これが1番厄介だ。まず、わからない。なにもかも。そこで、先ほど支離滅裂な発言をした父親に、旅行会社や留学の知り合いはいないかと懇願した。
それにより、運良くニュージーランドに知り合いがいるという話が舞い込んできた。願ったりかなったりだ。英語圏でもあり、物価も安い。その日に連絡をもらった。そして、一つの家族が受け入れを募集していたので、コンタクトを取り、ご飯付きで普通よりも3割以上安くしてもらった。
そして、手配してくれた人が語学学校の手続きまでしてくれたのだ。なんという幸運。(現地でもその人と交流し、おいしいラム肉まで奢っていただいた。)
これらにより、私は他の留学手段でかかる費用の何十万も安く行くことができてしまった。
ぼくが伝えたいのは、自分ではどうしようもないものにぶつかった時は、遠慮なく周りの人を頼るべきということだ。私は、もし父親がだめでも大学の知り合い、留学経験者等に連絡しただろう。
そして、私たちが想像するより何倍も、世界は挑戦するひとに対して優しいということだ。
現地での過ごし方や、出会ったサウジアラビア人と1500キロのドライブをしたことなど留学については話すことはまだまだあるので、また別の機会にかかせていただきます。
留学で迷っていたら、ご相談ください。まずは、行動を起こすこと!ぜひ、価値観を広げていきましょう。
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